top of page

夜間の支援も行う重度訪問介護2

こんにちは


前回重度訪問介護の夜勤について書きましたが今回も続きです


重度訪問介護の夜勤の仕事の流れについて一例を出して解説します。



重度訪問介護の夜勤の流れ


※内容は利用者様によって様々ですが、これは比較的一般的な例です。



ALSのご利用者様 Aさん  四肢完全麻痺、ベッド上での介助


20時【訪問】

ご利用者様、前に入られているヘルパーさんに挨拶、申し送り等を確認して開始

バイタルチェックなどを行います。


20~21時【経管栄養・口腔ケア】

夕食の経管栄養を準備し、本人の体勢を整えて胃ろうから注入。片付けをしてから歯ブラシや口腔用ガーゼ等を使い口腔ケアを行います。


21~22時半【見守り・会話】

本人に聞いて体位変換、ベッドの角度調整をしてテレビを見たり、パソコンの視線入力や文字盤を使って要望を聞いたり会話をしたりします。


22時半~23時半【喀痰吸引・点眼・清拭・口腔ケア・整容】

気管カニューレ内、口腔、鼻腔の喀痰吸引、点眼、顔、体、手足などの清拭、寝る前の口腔ケア、髪のブラッシングなど整容を行います。


23時半【就寝介助】

横向きになるなど寝るための体位変換、目が覚めた時にヘルパーを呼ぶためにパソコンのセッティングなどをして消灯


就寝中【呼出し対応・体位変換・吸引・見守り・環境整備・記録など】

利用者様が目覚めてヘルパーを呼んだ時、または定時で体位変換・喀痰吸引を行ったり、暑い・寒いなどで掛ける布団を変えたり要望に対応します。

そのほか物品類を洗浄・交換したりここまでの記録をします。

それ以外の時間は見守り、ヘルパーも体を休めます。


6時半~7時半【起床介助・排泄介助】

決まった時間で起床、体位変換、点眼や喀痰吸引、整容など行います。排尿バッグ内の尿を破棄します。


7時半~8時【環境整備・記録・退室】

吸引ボトル内の廃液を破棄・洗浄、ゴミをまとめたり室内の簡単な清掃などを行い、訪問内容を記録します。次のヘルパーに連絡事項などを引き継ぎ、利用者様に挨拶をして退室します。







決まった事を行う中で随時利用者様から「これをしてほしい」「あれをやりたい」というような要望があり、その都度対応していくのが重度訪問介護です。




 
 
bottom of page